次回展覧会のお知らせ
新年を迎えるにあたり、新春のおめでたい浮世絵をご紹介いたします。江戸の人々は、元旦の夜明け前から初日の出を見に出かけ幸多き1年を祈りました。正月2日の物はじめの日には、武家は馬乗り初め、商家では初荷、初売りがはじまり、江戸の町は再びにぎわいはじめます。獅子舞、万歳、春駒など門付の芸人が市中を回り、人々は吉夢を信じて宝船の絵を枕の下に敷き眠りました。新年を喜び祝う気持ちは今も昔も変わりません。本展では、2021年の干支である丑をモチーフとした浮世絵や肉筆画のほか、七福神や吉夢をあらわした作品、双六なども併せて展示いたします。
新しい1年のはじまりに、福を呼ぶ浮世絵をぜひお楽しみください。
2020.12.20