広重 六十余州名所図会
江戸時代後期の浮世絵師・歌川広重(1797-1858)の晩年の大作「六十余州名所図会」は、日本全国68か国の名所を描いた錦絵シリーズです。広重は出世作「東海道五拾三次之内」で情緒豊かで親しみのある作風を確立して一世を風靡、以降、「木曽街道六十九次」などの名所絵シリーズを次々と手がけます。風景画の第一人者として名声を築いた広重ですが、「六十余州名所図会」ではこれまでの作風とは違った斬新な構図や鮮やかな色彩で新境地を開きます。
本展ではシリーズ全69図に加え、梅素亭玄魚のデザインによる目録1枚を加えた70点を一挙公開。玄魚の目録のとおり、「五畿内七道」の順に展示されることが従来であった本作品ですが、「見ると旅に出たくなる」をコンセプトに、今回はあえて再構成を試みました。「絶景」「異空間」「幻想」「定番」「旅心」をキーワードにした章立てで構成し、息を飲むような美しい風景や一度は見ておきたい名所を紹介します。“旅の絵師” 広重とともに、まだ見ぬ日本を発見しましょう。
本展ではシリーズ全69図に加え、梅素亭玄魚のデザインによる目録1枚を加えた70点を一挙公開。玄魚の目録のとおり、「五畿内七道」の順に展示されることが従来であった本作品ですが、「見ると旅に出たくなる」をコンセプトに、今回はあえて再構成を試みました。「絶景」「異空間」「幻想」「定番」「旅心」をキーワードにした章立てで構成し、息を飲むような美しい風景や一度は見ておきたい名所を紹介します。“旅の絵師” 広重とともに、まだ見ぬ日本を発見しましょう。
- 会期
- 2021年 6月12日(土)~7月4日(日)
- 開館時間
- 11:00~18:30 (入館18:15まで)
- 観覧料
- 入館料 一般500円 高校生以下 無料
※障がい者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料