サイトロゴ:川崎浮世絵ギャラリー 〜斎藤文夫コレクション〜

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お知らせ

次回展覧会のお知らせ 歌川広重 行書・隷書東海道

「歌川広重 行書・隷書東海道」

前期:2022年8月27日(土)~10月2日(日) 後期:2022年10月8日(土)~11月13日(日)

江戸時代を代表する浮世絵師の歌川広重は、特に東海道の名所風景を描いた「東海道五十三次」で知られ、生涯のうち20種以上もの東海道シリーズを残します。本展ではこのうち、俗に「行書東海道」「隷書東海道」と呼ばれる2つの東海道五十三次を一挙ご紹介します。
「行書東海道」は天保(1830-44)末期の作で、シリーズタイトルが、行書体で記されていることから、このように呼ばれています。「間判」という小さめの画面に、旅人たち(大名行列の武士・商人・巡礼など)や、働く人々(駕籠かき・馬子・旅籠や茶店の給仕)など、東海道にまつわる多種多様な人々が描かれているのが特徴です。
「隷書東海道」は嘉永4年(1851)頃の作で、シリーズタイトルが、隷書体で記されていることから、このように呼ばれています。宿場付近の風光明媚な景観を、大判の画面に広々と描いた作品が多いのが特徴です。また、雪景や雨景を絶妙に織り交ぜ、シリーズ全体が単調にならないような工夫がなされています。
これらの作品において広重は、名所風景、宿場の名物、旅人たち、沿道の人々などを生き生きと描き出しました。また、単なる風景画の枠にとどまらず、自然と人間が織りなす情趣までをも表現しました。
本展では、2つの東海道シリーズ全揃いを前期・後期に分け、同じ宿場の作品を見比べることができるよう、「行書東海道」と「隷書東海道」を並べて展示します。また、広重の出世作「東海道五拾三次之内」(保永堂版東海道)など、他の東海道シリーズからも名品数点を出展します。
さらに、特別公開として、2代歌川広重作「江戸名所図会 梅屋敷・川崎平間村平間寺・千駄ヶ谷」の版木を展示します。版木は役目を終えると別の絵に再利用するため、現存は非常に珍しく、浮世絵の制作の過程が分かる歴史的にも貴重な資料です。完成品の浮世絵も並べて展示します。この貴重な機会をお見逃しなく。

2022.08.21

臨時休館日のお知らせ

2022年9月11日(日)は、ビルメンテナンスにともなう臨時休館日となります。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

2022.08.10

2022年8月~9月の休館日カレンダー

2022.07.10

次回展のお知らせ

月岡芳年 新形三十六怪撰

【前期】6月11日(土)-7月10日(日)【後期】7月16日(土)-8月21日(日)

幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(1839–92)。

天保10年(1839)、江戸新橋に生まれた芳年は、嘉永3年(1850)12歳の頃に人気浮世絵師・歌川国芳(1798–1861)に入門し、15歳の時に国芳譲りの武者絵で画業をスタートさせました。芳年には、28歳の頃に兄弟子の芳幾と手がけた「英名二十八衆句」に代表される、「血みどろ絵」の絵師というイメージも強くありましたが、その生涯を見わたすと、武者絵や歴史画だけでなく、美人画、役者絵、新聞錦絵の挿絵にいたるまで、実に多彩な画業を残しています。

本展では、近年人気が高まる芳年の画業の中で、特に晩年期に焦点をあてて紹介いたします。伝説や故事に登場する怪奇を題材とした、最晩年の傑作「新形三十六怪撰」(全36図)を前期・後期で一挙公開するほか、月に因む物語を描く「月百姿」など、選りすぐった作品を公開いたします。

浮世絵の衰退期といわれる時代に輝かしい足跡を残した芳年の、鬼気迫る静謐な世界をぜひお楽しみください。

 

 

 

2022.06.05

2022年6月~7月の休館日カレンダー

2022.06.04

展覧会のお知らせ

‎武者絵をはじめ、役者絵、美人画、戯画などにおいて多彩な活躍で知られる幕末の浮世絵師・歌川国芳。 本展では、国芳の錦絵シリーズ《木曽街道六十九次之内》を紹介いたします。 木曽街道の 69 の宿場に日本橋と京都を加えた 71 図からなる本シリーズは、嘉永5~6年(1852~53)に刊行されました。 また、当時人気の図案家・梅素亭玄魚による目録 1枚も付けられています。 ‎
‎木曽街道の名所錦絵シリーズとしては、本作に先行して天保6年(1835)より刊行された歌川広重と渓斎英泉の合作《木曽海道六拾九次之内》が有名です。 しかしながら、国芳の木曽街道は単なる名所風景画ではなく、各宿場名から語呂合わせで連想される伝説や歌舞伎の名場面となっており、国芳の洒落っ気が発揮されています。 浮世絵界の奇才・国芳ならではの一味違った《木曽街道六十九次之内》をお楽しみください! ‎

 

2022.04.24

次回展覧会のお知らせ

「今に見る江戸美人 国貞・英山・英泉」

会期:3月19日(土)~4月24日(日)

喜多川歌麿没後、浮世絵の美人画界で活躍した歌川国貞、菊川英山、溪斎英泉。天保の改革や浦賀沖の黒船来航、安政の大地震など、幕末のめまぐるしく変動する時代の中、江戸に生きる女性たちを、国貞は粋に、英山は可憐に、そして英泉は婀娜(あだ)っぽく描きました。本展覧会では、国貞、英山、英泉による版画と肉筆画の美人画、約70点を展示します。この時代、精緻を極めた彫りや摺りの技法も必見です。国貞、英山、英泉が描く江戸美人のいきいきとした姿を、鮮やかで美しい色彩とともにお楽しみください。

2022.03.13

次回展覧会のお知らせ

明治5年(1872)に新橋・横浜間で日本初の鉄道が開通し、日本の近代化を象徴する“陸蒸気 ”=蒸気機関車が黒煙を吐きながら走り抜けました。鉄道に関する情報は人々にとって最大の関心事であり、当時ジャーナリズムの役割を担っていた浮世絵においても、新たなモチーフとして盛んに描かれます。
本展では日本の鉄道開通150周年を記念し、選りすぐった鉄道絵約50点で開通当時の陸蒸気の姿を振り返ります。

 

 

2022.01.19

講演会のお知らせ

「小倉擬百人一首」について
内 容:当館開催中の展覧会「小倉擬百人一首」について、作品をより深く味わっていただけるよう、担当学芸員が詳しく解説いたします。
日 時:2022年1月29日(土)14:00開演(13:30開場)
会 場:アートガーデンかわさき(川崎浮世絵ギャラリーと同フロア)
対 象:どなたでも
定 員:当日先着100名
料 金:無料

2022.01.15

年末年始休館のお知らせ

12月23日(木)~1月4日(火)まで休館となります。

年始は1月5日(水)より通常開館いたします。

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2021.12.28

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